型板ガラスって何？きっとその疑問を抱えている方も多いはず。
この記事では、型板ガラスの特徴や種類について解説します。
型板ガラスは表面に模様があるため、視界を遮りながら光を拡散させる効果があります。そのため、浴室やトイレなどプライバシーを守りたい場所での目隠しに最適です。
また、すりガラスと型板ガラスの違いや、さまざまな模様の型板ガラスを紹介します。ぜひ最後まで読んで型板ガラスの魅力に触れてみてくださいね。
目次
型板ガラスとは？特徴と使用例
型板ガラスとは、一般的な透明なガラスに凸凹の模様が付けられたものです。
この模様によって光の拡散が起こり、視線を遮る効果があります。
室内や住宅の間仕切り、浴室やトイレの窓など、プライバシーを守りつつ光を取り入れたい場所に利用されます。
型板ガラスの特徴としては、表面に凹凸があることで光が拡散し、視線を遮る効果があります。また、視線を遮るほか、デザイン性も高く評価されています。
使用例としては、住宅や会社の間仕切りや窓、浴室やトイレのドアなどに多く見られます。デザイン性を重視したい場合や、視線を遮りつつ自然な光を取り入れたい場所に最適です。
すりガラスと型板ガラスの違いについて
すりガラスと型板ガラスの違いは、表面の処理方法にあります。
すりガラスは、ガラス表面を研磨して霞んだような効果を与える加工が施されています。これにより視線を遮ると同時に光をやわらかく透過させる効果があります。主に、目隠しや装飾目的で利用されます。
一方、型板ガラスは、凹凸の模様が付けられたガラスで、光の拡散により視線を遮る効果があります。その模様によっては、装飾性も高く、室内空間にアクセントを与えることも可能です。どちらも視線を遮る効果はありますが、すりガラスは水に濡れると透明度が増してしまいます。その為、水回りで使用する際には型板ガラスが最適です。
型板ガラスの製造法について
型板ガラスの製造法は、主にロールアウト法とフロート法の2つがあります。
ロールアウト法では、溶けたガラスをロールで延ばし、凹凸模様を付けながら冷却して固める方法を用います。この方法では、様々な模様が作成でき、多様なデザインが可能です。
一方、フロート法では、溶けたガラスを金属の上に流し、浮かび上がらせながら冷却し、成形します。これにより、厚みの均一なガラスが作られますが、模様の種類は限られてしまいます。どちらの方法でも、品質や強度の高い型板ガラスを製造することが可能です。
型板ガラスの種類（模様）について
型板ガラスには様々な模様が存在します。一般的なものに、梨地、霞などがあります。これらの模様は、光の透過や視線遮断の度合いも異なり、それぞれの空間に合わせたデザインが選べます。
霞（かすみ）
霞（かすみ）は、一般的には透明なガラスの表面に特殊な加工を施したもので、光を拡散させる効果があります。この特徴から、室内での間仕切りや窓ガラスの目隠しとして人気があります。また、視線を遮ることができるため、特に浴室やトイレなどプライバシーが重要な場所での利用が多いです。
霞ガラスは、その表面に凹凸があることから、光を通すことができるものの、視界がぼんやりとしているため、目隠し効果が高いのが特徴的です。また、そのデザイン性から、様々な住宅や店舗のリフォームで活躍することが多く、デザインの幅を広げることができます。
霞の型板ガラスには、4ミリと6ミリのものがあります。
梨地(なしじ)
梨地（なしじ）は、霞同様にガラスの片面に凸凹のある模様が付けられたガラスで、見え方に大きな違いはありませんが、梨地は霞の型板ガラスに比べて凸凹が大きい型板ガラスです。このガラスの最大の特徴は、その表面に凸凹のあるデザインが施されているため、光を拡散させ、室内が明るくなります。
また、梨地ガラスは霞ガラス同様に視線を遮る効果がありますが、厚みは2ミリのもののみです。
梨地の型板ガラスがよく使われる場所としては、室内の窓やガラス障子、食器棚の扉などがあります。
型板ガラスのメリット・デメリット
型板ガラスは、その種類や特徴が多岐にわたり、様々な場所で利用されています。まずメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 光を拡散させる効果がある
- 視線を遮ることができる
- 汚れても、拭けば簡単に汚れが落ちる
- デザイン性が高く、空間にアクセントを加えることができる
しかし、一方でデメリットも存在します。
- 景色やものがぼけて見える
- 透明ガラスに比べて採光が悪い
これらのメリットとデメリットを考慮して、自分のニーズにあった型板ガラスを選ぶことが大切です。
まとめ：型板ガラスとは？型板ガラスの特徴や種類について
型板ガラスは、その特徴や種類が豊富で、住宅や店舗のデザインに大きく貢献するガラスです。霞ガラスや梨地ガラスなど、異なる特徴と用途を持つガラスを選んで、空間をデザインすることができます。
また、光を拡散させる効果や視線を遮る機能など実用性も高い素材です。
是非、この記事を参考にして、自分のニーズに合った型板ガラスを見つけてください。
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