合わせガラスとは何か?ここでは合わせガラスの特徴や種類、合わせガラスと複層ガラスの違いについてなど、合わせガラスのことを詳しく説明します。
目次
合わせガラスの特徴や種類
合わせガラスは2枚のガラス板で中間膜(樹脂フィルム)を挟んで圧着し、作られる特殊なガラスです。
使用するガラスや中間膜の種類によって、さまざまな機能を持つ合わせガラスが作れます。
様々な用途で活用される合わせガラスにはいくつかの種類があります。その特徴や種類について詳しく解説します。
合わせガラスの特徴
合わせガラスの特徴は、まずその強度にあります。
ガラスとガラスの間に挟み込んだ中間膜の効果により、ガラスが割れてしまっても飛散しづらく、耐貫通性能が高いことから、安全性が高いガラスです。
そのため、店舗や高層建造物などの窓や自動車のフロントガラスなど多くの場所で採用されています。
合わせガラスの種類
合わせガラスにはいくつかの種類があります。
一般的な合わせガラスは、フロートガラスとフロートガラスで中間膜を挟んだ合わせガラスです。こちらのガラスはフロートガラス1枚と比較して耐貫通性能が高いため防災に効果があります
そのほか、音の全域にわたって高い遮音性能に優れた防音合わせガラスや、強度や安全性を重視した防犯・防災合わせガラス、型板ガラスを使用したプライバシー保護やデザイン性を重視した合わせガラス、中間膜に色を付けたカラフルで安全な合わせガラスなどもあります。
防犯・防災合わせガラスとは
防犯・防災合わせガラスは、その名前の通り、防犯や防災に特化した合わせガラスです。
中間膜を30ミル以上にするだけでも防災性能はあがりますが、中間膜にポリカーボネート版を使用することで「こじ破り」や「打ち破り」に高い抵抗を持つ合わせガラスになります。
また、万が一の破損時にもガラス片が飛び散らず、飛散したガラス片による怪我を防ぐことができまし、穴が貫通しづらいため、不審者の侵入を防ぐ効果があるので防犯面でも優れています。
防音合わせガラスとは
防音合わせガラスとは、防音機能を持った合わせガラスのことです。
これは、2枚のガラスで防音特殊中間膜を圧着した合わせガラスです。
一般的に、防音合わせガラスは交通量の多い道路沿いの建物や音楽室などで使用されています。
防音合わせガラスは、騒音によって起きる振動を熱に置き換えることで音の波を消滅させる原理を用いています。これによって音域全体で高度な遮音性能を発揮します。
合わせガラスと複層ガラスの違いは?
合わせガラスと複層ガラスの違いは、主に構造と使用目的にあります。
合わせガラスは2枚のガラスを特殊なフィルムで圧着し、圧着した中間膜の種類によって防災・防犯性能の強化や防音性能を強化することができます。
一方、複層ガラスはガラスを2枚の間に空気層を設けたもので、断熱性能や遮音性能が向上します。
一般家庭の窓ガラスには複層ガラスが使われていることが多いです。
また、複層ガラスには、UVカット機能を持ったタイプのエコガラスというガラスもございます。
まとめ:合わせガラスとは?特徴や種類について
合わせガラスとは、2枚のガラスを特殊なフィルムで圧着したもので、ガラス片の飛散防止や耐貫通性能に優れています。
また、ガラスで挟む中間膜の種類や厚みによって、耐貫通性能を高めたり、遮音性能を高めることができます。
合わせガラスには、さまざまな種類があります。窓や扉のガラスを防犯・防災ガラスや防音ガラスに入れ替えをご検討の際は、年中無休・お見積り無料のガラス屋ミーアまでお気軽にご依頼ください。